看護師って腕時計つけちゃだめなの?
現場で働いていると、ふとこう思う瞬間がありますよね。
例えば点滴の滴下を確認したいときや、患者さんのバイタルを測る時。
とっさに時間が知りたい場面で時計が手元にないと意外と不便に感じることがあります。
しかし実際には、病院によって勤務中の腕時計を明確に禁止しているところもありますし、つけているだけで注意されることも。
この記事では
- なぜ腕時計がNGなのか?
- 使える代替時計は?
- アップルウォッチはありなの?
という点を、現場の体験も交えてわかりやすく解説していきます。
目次
なぜ看護師は腕時計NGなの?3つの理由
感染対策として不衛生になりやすい

- 腕時計の裏に汗や皮脂がたまり、菌の温床になることも
- 防水仕様でも、バンドの隙間や接合部に汚れが残りやすい
- 腕時計までしっかり洗う人がそもそも少ない
手はしっかり洗っていても、腕時計まで毎回丁寧に洗っている人はほとんどいません。
目に見える汚れが残ったまま使用している人も全然みかけます。
感染性のものを取り扱っている時に汚れがついたり、おむつ交換しているときに汚れがついたり。
それが何による汚染かはあとから判断がつきません…
海外でも「腕時計NG」は一般的
イギリスのNHS(国民保健サービス)でも、感染対策ガイドラインにより肘より下は何もつけないという方針があり、腕時計や指輪や長袖は基本NGとされています。
このように、看護師が腕時計をつけないのは「厳しいルール」ではなく、患者さんを守るための世界標準の考え方なのです。
患者さんを傷つけるリスク
移乗時などにあたってケガをさせるおそれがあります。
特に皮膚の弱い患者さんには注意が必要です。
普通に移乗するだけで表皮剥離を起こす患者さんも部署によってはたくさんいるので注意が必要です。
病院によっては明確に禁止されている
院内規定で禁止の職場もあります。
誰も職場で腕時計をつけていないのであれば、念のため確認をしてみましょう。
看護師におすすめの時計は?
ナースウォッチ(クリップ式)
感染対策◎
ポケットや名札など、自分が使いやすい場所にクリップでとめることができます。
結局ナースウォッチが安全だし使いやすいかな!
懐中時計・ポケットタイプ
ポケットに収納できる。
安価で壊れてもダメージが少ない。
物によってはチェーンがポケットの中で邪魔になるものもあるので、注意が必要です。
看護師がアップルウォッチを使うのは便利?
看護師がアップルウォッチを使うメリット
- 電卓機能
- 電子だが秒針付き
- 点滴の滴下をあわせるアプリがある
- バイブのみのアラーム機能
- ライトとして使うことができる
- 防水で洗える
上記のことから、看護師がアップルウォッチを使うことで便利になる業務は
- 輸液の滴下合わせ
- アラームで業務を忘れることを防げる
- 夜勤時ライトがあり便利
などがあります。
同僚がアップルウォッチを使っていましたが、バイブのアラーム機能は便利だといってました!
忙しい業務で時間が気づいたら過ぎてることも多いので、その点は便利だと思いました。
看護師がアップルウォッチを使うデメリット
- 価格が高い
- 業務中に破損させてしまう可能性がある
- 機種によっては消毒しづらい
- 公私ともに使おうと考えていると、プライベートでも不潔なアップルウォッチを使わなければならない
慌ただしく業務する看護師は業務中に破損させてしまう可能性もでてきます。
安くない買い物なので、大事にしていきたいですね。
私は何で汚れたかわからないアップルウォッチを普段使いしたくなかったので、アップルウォッチはやめておきました。
仕事用とプライベート用で分ける人や、仕事でしか使わない!って人にはいいのかなと感じます。
機種によっては「画面が大きすぎて邪魔」「充電がめんどう」という声もあり、使いやすさは人によって分かれる印象です。
他の人も使ってるから買ってみたけど実は院内では禁止だった!?
他部署の同期や先輩が使っていたから買ったはいいけど、他部署で黙認されていただけで自分の部署では禁止されるなんてこともありえます。
もし購入を検討している場合、院内の規定を確認したり、師長に確認してみましょう。
それでも腕時計派のあなたに|選び方のポイント

- 防水性・アルコール耐性があるか
- 業務専用としてプライベートでは使わない
- ベルトは洗いやすい素材にする(シリコンや樹脂)
ベルト素材 | 洗いやすさ | 消毒耐性 | 感染対策としての評価 |
---|---|---|---|
シリコン | ◎ | ◎ | 高い |
樹脂 | ◎ | ○ | 高い |
革 | × | × | 不向き |
金属(ステンレス) | △ | △ | やや不安あり |
腕時計を買っても腕につけず、ポケットに入れたり小物入れに巻き付けている人もいたので使い方次第では腕時計も全然ありだと思います。
勤務中の装備や環境に不安があるなら
働く職場によってルールも雰囲気も大きく異なります。
感染対策や業務のやりやすさにこだわりたい人は自分にあった職場選びから見直してもいいかもしれません。
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