看護師として落ちこぼれたと思った私が自信を取り戻せた理由【環境を変えるだけで変わる】

ゆうひ
怒られてばかり…
ゆうひ
同期と比べて落ちこぼれてる気がする…

私も新人時代、毎日そう感じていました。

できない自分が情けなくて、看護師としての自信を失いかけた時期もあります。

でも、環境を変え、視点を変えたことで“自信”を取り戻すことができました。

この記事では、私がどんな風に落ちこぼれ状態から抜け出したのか、そして同じように悩む方へ伝えたいことをお話しします。

看護師として落ちこぼれたと感じた瞬間

できない自分を責め続けていた新人時代

ゆうひ
なんで自分だけできないんだろう…
ゆうひ
同期はもう一人で動いているのに…

新人のころ、私は何度もそう感じていました。

先輩のようにテキパキ動けず、申し送りもうまくまとめられない。

頭では分かっていても、現場に出ると手が止まってしまう。

そんな自分が情けなくて、毎日がつらかったです。

特に、失敗をしたときや怒られたあとに感じる“劣等感”は強烈でした。

ゆうひ
自分は看護師に向いてないのかもしれない…
ゆうひ
他の人はできるのに、なんで私だけ…

そうやって自分を責め続けていた時期もあります。

当時は、どんなに頑張っても結果がついてこないことに焦り、「頑張り方が間違っているのかもしれない」とさえ思っていました。

でも今振り返ると、あの頃の自分は“頑張りすぎていた”のかもしれません。

ミスを恐れて余裕をなくし、自分を追い込みすぎていたんです。

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「向いてない」と思ったきっかけ

毎日のように叱られ、周りに迷惑をかけている気がして、

「私は看護師に向いてない」と何度も心の中でつぶやいていました。

先輩に質問しても「そんなことも知らないの?」と返されることもあり、聞くことすら怖くなってしまった時期もあります。

次第に職場に行くだけで緊張するようになり“失敗しないように働くこと”が目的になっていました

仕事を終えても、帰り道でその日のミスを何度も思い出しては落ち込み、「明日も怒られるかもしれない」と眠いのに次の日が来てほしくなくてわざと夜更かしをしたり。

そんな日々を繰り返すうちに、「もしかしてこの職場は自分には合っていないのかもしれない」と、少しずつ思うようになりました。

当時は“自分の努力不足”だと思い込んでいましたが、後になって気づいたのは、環境と自分の相性が合っていなかっただけということ。

周囲がハイペースで動く職場で、1年目の私はその質とスピードを求められ、怒られ、自分ができないことが悪いと周囲も自分も追い込んでいました。

ゆうひ
今考えれば、新人がベテランと同じ動きができないなんて当たり前のことなんですがね。
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『落ちこぼれ』は能力の問題じゃなかった

環境が合わないだけで“落ちこぼれ”に見えることもある

「できない自分が悪い」と思い込んでいたあの頃。

でも、少し離れた場所から振り返ると、それは**能力の差ではなく“環境の差”**だったと気づきました。

病棟によって、求められるスピードや人間関係の空気はまったく違います。

チームワーク重視の部署もあれば、個人プレーが求められる部署もある。

丁寧さよりスピードが評価される職場では、慎重なタイプは「遅い」と見られてしまうこともあります。

当時の私は、忙しすぎて指導する側にも余裕がない環境にいました。

先輩も新人教育より自分の業務で手一杯。

教えてもらう時間もなく、「覚えて当然」という空気が当たり前でした。

そんな環境にいると、どんなに努力しても自信を持つことは難しいです。

周りと比べて焦り、結果的に自分を責めてしまう。

でもそれは“自分がダメ”なのではなく、今いる場所が合っていなかっただけなんです。

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得意・不得意の違いが“向き不向き”に見えるだけ

看護師といっても、業務内容や求められるスキルは職場ごとに全然違います。

たとえば、急性期病棟では判断力とスピードが重視されますが、美容クリニックやクリニック勤務では、コミュニケーション力や丁寧さが求められます。

つまり、同じ「看護師」でも活かせる強みが違うんです。

人とじっくり向き合うのが得意な人もいれば、処置や技術が得意な人もいる。

その“違い”を「向いてない」と決めつけてしまうのは、もったいないことだと思います。

私自身、病棟ではうまくいかなかったけれど、美容クリニックでは「説明がわかりやすい」「安心できる」と言ってもらえるようになりました。

ゆうひ
自分に合った職場だからこそ、評価されて役職をもらうこともできたのだと思います。

同じ自分でも、環境が変われば評価も180度変わる。そう実感しています。

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私が”自信”を取り戻したきっかけ

小さな「得意」に気づいた瞬間

落ちこぼれだと感じていた頃の私は、できないことばかりに目を向けていました。

「またミスした」「覚えられなかった」──そんな反省ばかりで、自分の良いところなんて一つも見つけられなかったんです。

でもある日、患者さんから「あなたの説明わかりやすいね」と言われた瞬間、自分にも得意なことがあるんだと改めて思いました。

それからは“苦手を直す”よりも“得意を伸ばす”意識に少しずつ変わっていきました。

  • 相手の話を丁寧に聞けること
  • 説明をかみ砕いて伝えられること
  • 安心感を与えられる雰囲気

それらは、スピードや技術よりも私に合った強みでした。

看護師の仕事はチームで成り立っています。

誰かが得意なことを活かせば、誰かの苦手を補える。

そう気づいたとき、少しずつ“落ちこぼれ”という言葉が頭から離れていきました。

転職で環境を変えたことが転機に

とはいえ、当時の職場ではその“得意”を活かせる場面がほとんどありませんでした。

忙しさの中で患者さんとゆっくり話す余裕もなく、「丁寧に接したい」という気持ちを押し殺して働いていました。

そんなとき、美容クリニックの求人を見つけたのが転機でした。

美容分野は未経験でしたが、説明やカウンセリングを重視する点に惹かれ、思い切って転職。

最初は不安もありましたが、ここでは一人ひとりの患者さんとしっかり向き合う時間があり、自分の性格を“弱点”ではなく“強み”として使える環境だったんです。

「ゆっくり丁寧に接してくれて安心した」「あなたが担当でよかった」

そんな言葉をもらえるようになって、まだ看護師として働いてもいいかなと思えることができました。

そんな美容業界に未経験から転職した体験談はこちら

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環境が変わるだけで、同じ自分でもまったく違う結果になる。

それを体感した瞬間、私はようやく“自信”を取り戻せたのだと思います。

今の職場だけが「基準」じゃないはずです。一度ほかの求人と比較してみませんか?

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落ちこぼれと感じたあなたに伝えたいこと

「ダメな看護師」なんて一人もいない

落ちこぼれたように感じてしまう瞬間は、誰にでもあります。

仕事がうまくいかない日、指導が厳しい日、同期と差を感じる日…。

そんなとき、「自分はダメな看護師だ」と思い込んでしまうのは自然なことです。

でも、実際にはダメな看護師なんて一人もいません。

ただ、まだ自分に合う場所や働き方を見つけられていないだけです。

看護師の仕事は病棟だけではありません。

クリニック、施設、訪問看護、美容、企業、健診センターなど

求められるスキルも、評価されるポイントもまったく違います。

もし今の環境で苦しいなら、それはあなたが未熟だからではなく、その環境が“あなたの良さを活かせていない”だけなんです。

あなたが「落ちこぼれ」と感じているその個性が、別の職場では“頼られる力”に変わることもあります。

だからこそ、自分を責めるよりも、「このままでいいのか?」と感じた時点で一歩踏み出してほしいと思います。

病院以外の働き方についてまとめている記事はこちら

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少しでも楽になれる環境を探してほしい

無理をして頑張り続けても、心がすり減ってしまいます。

私も、「もう少し頑張ればきっと慣れる」と自分に言い聞かせて、限界を越えていた時期がありました。

でも、本当に大事なのは「続けること」ではなく「自分を守ること」です。

あなたが笑顔で働ける環境こそが、看護師としての力を最大限に発揮できる場所。

それは決して“逃げ”ではなく、前向きな選択です。

転職してみると、思っていた以上に自分に合う職場が見つかることもあります。

「こんなに穏やかな雰囲気の職場があるんだ」と驚く人も少なくありません。

無理をして頑張り続けるよりも、自分を大切にできる働き方を選んでいい。

その一歩が、あなたの未来を大きく変えてくれます。

ゆうひ
私自身転職サイトを利用して、美容業界に転職して気持ちも楽になり、収入も増えました。
探せば自分に合う職場はたくさんあります。
病棟から美容に転職して感じたことについてはこちらの記事にまとめています。
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まとめ|自分を責めるより環境を見直そう

今の職場でうまくいかないと、「自分がダメなんだ」と思ってしまいがちです。

でも実際には、“環境があなたの良さを活かせていない”だけの場合も多いです。

同じ自分でも、評価される基準が変われば「できない人」から「頼られる人」に変わることはあります。

もし今つらいと感じているなら、自分を責める前に「他の働き方」を一度見るだけでも大丈夫です。

私自身、環境を変えたことで自信を取り戻せました。

ゆうひ
私自身落ちこぼれだと感じていたこともあるのに、今では環境を変えて評価され、役職をもらっています!
情報収集だけならリスクは何もありません。
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