という方に向けて、ヒントになるような内容になっているので参考になればと思います。
各都市でやってきた仕事内容や感じたこと
地元九州で働き始めてから
最初は二次救急

地元にいた頃は最初二次救急病院の消化器外科病棟で働いていました。
車移動が必須で、車は一人1台は必ずという地域でした。
メインが消化器外科病棟でしたが、混合病棟で泌尿器、婦人科の患者も受け入れていました。
他病棟の空きがなければいろんな科の患者も入ってくるので、広く(浅く?)業務を行っていました。
珍しい疾患や重度の疾患はすぐ都市部の大きな病院に患者を移すという感じでした。
次は小さめのクリニック

その後転職して、個人経営の小さめのクリニックに行きました。
田舎の個人病院なので、とりあえず近くの人がなんでも頼りに来るという感じでした。
そこでは療養の病棟のみあり、療養病棟の勤務をしていました。
個人クリニックで先輩看護師も何十年も続けている方ばかりで、その病院独自のルール、やり方がたくさんありました。
規模が小さくなればなるほど独自のやり方をやっているところが増える
こんなやり方で大丈夫なのかな?と思うようなこともいくつかありました。
ゆうひ最初に二次救急に行ったのでまだましですが、初めての職場が独自ルールだらけだと次以降大きい病院に転職はきついと思います。
規模が小さくなればなるほど、独自ルールなどが増えていく印象がありました。
ゆうひ周りの友達も小さい病院勤務だと、こんなやり方で大丈夫なのかという声はちょこちょこ聞きました。
きちっと学びたいという場合は向かない環境だと感じました。
また、何気にしんどかったのが、交通費支給についてです。
ほぼすべての人が車移動なのですが、車の燃費もほぼ無視して、家から最短距離あるかないかで交通費が計算され支給されていました。
そのため、普通に通勤のために運転しているだけで支給されている交通費では足りない状況でした。

千葉の二次救急病院へ転職
ゆうひ関東のそこそこ大きな病院にいけばいろいろ勉強になるんじゃない?
と安易な気持ちで関東まで引っ越し転職しました。
東京は人が多すぎてしんどそうなので、なんとなく避けました。
300床ほどあるそこそこ大きな病院へ行きましたが、教育体制が地元に比べしっかりしていました。
そこでは整形外科病棟と内視鏡外来で働かせてもらいました。
意識が高い看護師もたくさんいて、手技や知識についても学べることが多かったです。
ただ、地元に比べ圧倒的に忙しかったです。
前残業で1時間以上朝早くから情報収集し、定時までは走り回っていました。
定時終了後から自分の記録などに取りかかっていました。
残業の申請は定時から30分すぎてもまだ残業する場合は上げていいという謎ルールがありました。
手技・知識については学びが多かったですが、職場の仕組みについては嫌なところが多かったです。
内視鏡外来にいた時はママさんナースが多くママさんナースに働きやすい環境が整えられていました。
しかし、内視鏡の緊急処置を受け入れている病院だったので、オンコールがある病院でした。
ママさんナースにオンコールを振らない分、少ない常勤看護師にオンコールが振られていました。
ゆうひ月10~15回のオンコールで体は休まりませんでした。
辞める前提で多めに一括採用している場所だったので、一人ひとりを大切にするという印象はありませんでした。
ゆうひ私の同期は40人前後いましたが、私含め3年もしないうちに9割以上辞めていました。
どこの病院もこうというわけではないと思いますが、しっかり調べきれず転職失敗したのかなと思いました。
大阪の美容クリニックへ転職
千葉で働いていた頃があまりにもしんどかったので、自分の体を大事にして人生を楽しみたいと思い、美容クリニックに転職してみることにしました。
美容クリニックに転職して気付いたのが、完全予約制で時間に余裕があるので、みんなピリピリしていないということでした。
研修のときも「そのうち覚えるしゆっくり覚えればいいよ~」という感じで、大したストレスなく研修期間を終えたのを覚えています。
ゆうひオペ室経験なしでオペ介助につくようになりましたが、周りに優しく支えられ楽しく仕事できています!
病院時代は一回指導を受けたことをまた聞くと鬼の形相で見られていましたが、そんなこともなかったので拍子抜けでした。
覚えることも病院時代に比べると大したことはないので、1~2ヶ月ですぐ職場になれることができました。
ゆうひ前の職場は1年経っても慣れることはありませんでした…
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地方と都会での待遇・給料の違い
基本給・手当の違い

都市部では基本給が高めに設定されていることが多く、特に都市部の大病院や美容クリニックでは手当が豊富なことも多い
ゆうひ千葉にいた頃は夜勤手当が1回2万超えていましたが、九州にいた頃は1万ほどでした。
ゆうひ美容クリニックに来てからは夜勤していた頃と同じかそれ以上の手取りがあります。
九州にいる頃は夜勤もしっかり入って手取り20前後が多かったです。
ゆうひ九州が軒並み看護師の平均年収が低いというのもあるかもしれませんが…
都市部だと寮に住める場合もあるので、お金を貯めたい場合とてもありがたいです。
ゆうひ寮にいた頃は寮費が月2万でしたが、最低限の部屋なのであまり体は休まりませんでした。
ボーナス・年収の違い
地方と比べると、年収で100万前後の差がでることもあります。
ゆうひ同じような仕事をするなら、もらえる給料が多い地域に行きたいと私は考えました。
結果、居場所を変えて明らかに収入は増えました。
都市部のほうが求人数も多く年収が多い企業も多いので、選択肢が広がります。
ゆうひ寮がある病院を選んで短期間で一気にお金を集めるために職場を選ぶというのも一つの手段かもしれませんね。
残業・夜勤・シフト体制の違い
都会のほうが忙しい、残業も多いと思っていましたがそんなことはありませんでした。
医療現場は慢性的な人手不足なので、人がいつかないような環境であれば、地方も都会も関係なく残業も多いし、業務量も多かったです。
ゆうひ地方・都市関係なく職員を大切に考えてくれる職場を探し出すのがカギになります。
昇給・キャリアアップのチャンス
地方は昇給幅が狭く、長年働いても年収の伸びは小さい傾向にあります。
ゆうひ九州にいた頃先輩に給与面の話を相談した時、想像してたより少なくて驚きました。
長くいるつもりの職場でも、長く働いている人に少し話を聞いてみてもいいでしょう。
キャリアアップを考えた時、都会では転職先が多く選択肢が豊富です。
専門性が高い病院もたくさんあるため、自身の専門性も高めやすいです。
地方では病院も限られており、キャリアアップの支援をしっかりしてくれる病院を探すだけでも一苦労です。
専門性を本気で高めていきたい、スキルアップしたいのであれば都会に行ったほうがスムーズでしょう。
ゆうひわからないことがでて、困った時に質問できる先輩がいる環境があるのはとてもありがたいことです。
ゆうひ先輩もわからない場合、適当にはぐらかされて知識を深めるのがとても難しいです。
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働いて感じた人間関係・雰囲気の違い
地方
田舎の関係性は人が少ない分、人間関係が密になりがちです。
聞かれたくないような日常のことについてもどんどん聞いてくる人が多い印象です。
そうしたコミュニケーションが苦手な人にとっては息苦しいものになるかもしれません。
その村社会でうまく馴染むための努力は必要になってきます。
ゆうひ自分の生活圏の職場で働いていると、スーパーで患者や同僚に会うなんてこともたまに…
プライベートの時に患者や同僚と会うのはいやだなぁ…と感じていました。
コミュニケーションをいろんな人ととるのが好きな人は合っているかもしれません。
都会
ゆうひドライ、個人主義。ある程度の人との距離感があるから楽な面もある
都会のほうが人間関係がドライで、プライベートのことをあまり聞かれたくない人は都会のほうが楽な印象です。
地元から出てきた時と比べ、人間関係の距離感が微妙に違うので慣れるまで少し時間がかかりました。

ゆうひ東京に関しては、東京以外からの人が集まっているだけなので、みんな深入りしようとしないだけかもしれません。
転職を考える際も選ぶ場所がたくさんあるので、選択肢が増える分悩みました。
ゆうひ田舎だと職場を変えようと思ったら、家からの距離がすごく離れているところしかなかったり!
家を買っていたり、実家から出勤したいという場合、行きたいところというより行けるところで探さないといけません。
自分のことを深入りされたくない、転職の選択肢を増やしたい、キャリアアップしたいという場合は都会で働くほうが生きやすいです。
生活面での違い

家賃・通勤時間
家賃はやはり地方に比べ都会高い傾向があります。
都会のワンルームの値段で地方では1LDKや2LDKに住めることも。
しかし、地方で家を借りて車を持っている場合と、都会で家を借りて車なしの場合はそんなに変わらないかと思います。
お金の使い方次第では都会のほうが出費を減らすことができるでしょう。
ゆうひ私の知り合いは家賃3万のところに住み、都会の高い給料でがっつり貯金をしていました。
通勤時間は地方では車移動前提で、片道30~1時間前後の通勤時間になることが多いかなと思います。
渋滞に巻き込まれる可能性はありますが、自分ひとりの空間でのんびり移動ができます。
都会では電車移動がメインとなりますが、満員電車がなかなかきついです。
すし詰め状態で30分も移動となると、それだけでも体力が削られます。
地方からでてくると、どの沿線が混んでて、どれが空いているかなんてわからないので難しいところです。
座って移動できれば大満足くらいに考えています。
休日の過ごし方・趣味の幅

地方ではそもそも娯楽施設が限らているので、行く場所も限られます。
ゆうひ遠出しないとそもそもなにもないので、ふらっと隣の県まで行ったりはよくしていました。
遠出して観光地に行ったり、遊園地に行ったり、釣りしたり、友達とご飯食べに行ったり、そもそもドライブが目的になったり。
ドライブが好きだったり、田舎の風景を眺めながらのんびり散歩したり、ツーリングしたりが好きなら楽しめると思います。
ゆうひ車も少ないので、自転車で遠出するのも快適で楽しかったです。
車移動前提なので、お酒を飲むのが好きな人はしんどいかもしれません。
都会では徒歩圏内や電車で数駅で、娯楽施設が山ほどあります。
ショッピングも生活雑貨からブランドまで選べる商品の幅がまるで違いました。
映画館や水族館、動物園にも気軽にいけますし、カフェや飲み屋もたくさんあるので選ぶ楽しみがあります。
ゆうひ楽しめる場所がたくさんあるからお金をたくさん使っちゃいそう!
人が多いので、出会いの数ももちろん増えますし、街コンのような恋愛を支援してくれるイベントもたくさんあるので、いい人と出会える機会を増やしてくれます。
生活費と手取りのバランス

東京に限っては家賃も物価も高いので手取りで使える額は思っているより増えません。
ゆうひなんなら東京で生活費をのぞいた手元に残るお金は47都道府県で下から数えたほうが早かったり…
他の都市に関しては、やりくり次第で地方より高い給料をもらい生活費を抑えることができるので、使える額を増やすことができます。
地方は物価が安いと思われがちですが、そこまで変わりません。
ゆうひ地方で生活費が安い人たちのほとんどが、身内が農家で米や野菜をもらっているというパターンです。
家賃が多少安いくらいで、車の維持費や駐車場代なんかを考えると出費は都会とそんなに変わりません。
お金を稼ごうと思ったら、都会に出たほうがチャンスも選択肢も多いので、都会で働くことをおすすめします。
まとめ
九州、千葉、大阪と移り変わり働いてみて感じたのは、都会のほうが確かに給料は高くなりやすいということでした。
都会のほうが仕事量や責任も増えると思っていましたが、その職場次第でした。
しかし、東京に住む場合だけは注意が必要です。
額面は増えやすいかもしれませんが、手元に残るお金は少なめです。
生活費でお金がかかるので、結局あまり手元に残らなかったりします。
全国で見ても手元に残るお金は東京は下から数えたほうが早いです。
地方のほうがゆったりしているというわけでもないので、しっかり情報収集して転職するのが大事です。
生活に関しては私は田舎のゆったりした雰囲気が好きなので、住むのは田舎のほうが好きです。
趣味や人との関わり方次第で田舎か都会どっちが合うかは分かれると思います。
転職を考える時、つい「給料」ばかりに目が行きがちですが、実際に働いてみて気づくこともたくさんあります。
自分らしくいれる場所を探してそこで探してみるというの一つの手段です。
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