【体験談】看護師はコミュ障でも大丈夫?内向的でも働ける職場と工夫

ゆうひ
看護師はコミュ力がないとできないのかな…

と思っていませんか?

私自身、学生の頃の実習では患者さんとの会話がとても苦手で、沈黙が続くたびに焦っていました。

「どうやって声をかければいいのか分からない」「自分は看護師に向いていないんじゃないか」と不安になったのを今でも覚えています。

でも、実際に働き続けてみて気づいたのは、看護師に必要なのはおしゃべり上手な力ではないということです。

学生の頃は患者さんに聞く内容をいくつかテンプレ化したことで会話がスムーズになり、働き始めてからは職員同士でも「最低限の報告・連絡・相談」ができれば十分馴染めました。

この記事では、私の経験をもとに

  • 実習をどう乗り越えたか
  • 職場での最低限のコミュニケーションの取り方
  • 患者さんやスタッフと会話するときに役立つテンプレ

を紹介していきます。

ゆうひ
コミュ障だから看護師は無理かも…

と悩んでいる方の不安を少しでも和らげられたら嬉しいです。

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【体験談】コミュ障気味だった学生時代、実習で会話に困った私の体験談

看護学生の頃の実習は、患者さんとの会話が一番の壁でした。

ゆうひ
何を話したらいいんだろう…
ゆうひ
沈黙が気まずい…

患者の情報や社会背景を知らなきゃ!と焦るばかりで、なかなか自然に声をかけられなかったのを覚えています。

そこで私が実践したのが、会話のテンプレをあらかじめ作っておき、その会話の派生まで作っておくことでした。

たとえばですが

ゆうひ
今までどんなお仕事をされていたんですか?
と仕事について聞く時はそこから
  • 勤続年数
  • 仕事で大変なこと
  • 途中で辞めたいと思ったことはないか
  • 仕事での楽しみややりがいはあったか
  • なぜその仕事を選んだか

など、一個先のテンプレまで考えていました。

ここまで、テンプレを作っておくと、その話題について患者が喋りたそうにしてるか、あまり喋りたくなさそうにしてるかなんとなくわかります。

あまり喋りたくなさそうにしていたら、タイミングを変えたり、他の話題(休日の過ごし方やお見舞いに来る家族の話など)を同じように最初の質問の一個先までテンプレを作って話していました。

毎回ゼロから会話を考えるのではなく、定番の質問を持っておくことで沈黙への不安が和らぎました。

実習中に「会話=患者さんの状態を知る大切な手段」だと気づいてからは、会話そのものが苦ではなくなっていったのです。

ただ、情報収集しなきゃ!と強く思ってしまうと、尋問のように質問攻めになってしまうので、そうならないように、自分の話も交えてやるように意識しました。

コミュ障看護師でも大丈夫!最低限の報連相で十分だった理由

新人として働き始めた頃は

ゆうひ
同僚や先輩とうまく雑談できないと職場に馴染めないのでは?

と不安に思っていました。

休憩時間の会話に入れず気まずくなることもあり

ゆうひ
やっぱり自分はコミュ障なのかな…

と感じたこともあります。

けれど、実際に仕事を続けてみてわかったのは、看護師として評価されるのは雑談力ではなく、報告・連絡・相談がきちんとできるかどうかだということです。

たとえば、こんな一言だけでも十分に信頼を得られました。

  • この処置、一緒に確認してもいいですか?
  • ○○さんの件、先生に報告しておきました
  • 急ぎのことがあれば私に回してください

雑談や世間話が苦手でも、仕事に必要なやり取りさえ丁寧にできれば問題ありません。

むしろ「報連相をしっかりする人」という印象の方が、チームの中で信頼を得やすいと実感しました。

実際指導する側になって感じるのですが、雑談ができる新人より、報連相をしっかりできる新人のほうが安心感があります。

報連相がきっちりできていれば、周りも状況がよくわかるので、周りがフォローに入りやすいので、結果自分が安心して働きやすくなります。

コミュ障でも安心!患者・スタッフ・医師との声掛けテンプレ集

実習や新人時代を通して感じたのは、「会話が得意でなくても、定番フレーズをいくつか持っていれば十分対応できる」ということです。

ここでは、患者さん・スタッフ・医師それぞれに役立つ声かけテンプレを紹介します。

🛏️ 患者さんへの声かけ

  • 体調は昨日と比べてどうですか?
  • 痛みはどのあたりにありますか?
  • これから○○をしますね。少し冷たいですよ
  • 終わりましたよ、よく頑張られましたね
  • 立ち上がるときにふらつきはありませんか?

ポイントは「安心+確認」を組み合わせること。

雑談がなくても、これだけで患者さんとの信頼関係は十分築けます。

ゆうひ
時間がある時はたまに患者さんと喋ったりしていましたが、基本的に忙しくて話せないので、そこまで患者さんとのコミュニケーションで悩んだことはありません。
ゆうひ
学生時代の実習期間みたいに患者さんと話す機会は基本的にありません。

 

👩‍⚕️内向的でも安心! 同僚スタッフへの声かけ

  • この後の処置、一緒に確認してもいいですか?
  • さっきの採血、どうでした?
  • 急ぎのことがあれば私に回してください
  • 少し手が空いたので、何かお手伝いできることありますか?

雑談が苦手でも、仕事に関する一言で十分コミュニケーションは成立します。

また、最初に何を話したいかを言っておくとよりいいです。

  • 相談なのですが
  • 報告なのですが
  • 〇〇さん担当の患者さんの件についてなのですが
  • 急ぎの報告なのですが

相手がいま手が空いているかも確認するようにしましょう。

手が空いたので、何か手伝えることはありませんか?
ゆうひ
なんなら1年目はこれだけ覚えてれば大丈夫です!笑
1年目は仕事に慣れていないため、他のスタッフより業務量は少ないものの、仕事を終える早さの個人差がとても大きいです。
そのため、業務を終えたという報告ができている+雑務などを手伝ってくれて業務に意欲的と思ってもらえるため、評価がとてもよくなります。
ゆうひ
コミュニケーションが苦手でもこれをやっておけば評価が上がるので、苦手な人こそやり得です!

🩺 医師への報告・相談の声かけ

  • ○○号室の△△さんですが、〜の症状が続いています
  • 検査の結果、〜が出ています。処方を継続でよろしいですか?
  • 今日の指示について、再度確認させていただいてもよろしいですか?

医師とのやり取りでは、簡潔+事実ベースを意識すれば大丈夫。

気の利いた話をしなくても、正確な報告ができれば信頼されます。

整形外科にいた頃気をつけていたのは

  • 誰が
  • 何のオペをして(術式も)
  • 術後何日で
  • どんなことで相談したいか(必要であればバイタルも添えて)
  • 検査データもメモしておいて(日付と前回までとの推移も伝えれれば◎)

定番のフレーズを用意しておけば、「何を話そう…」と悩む時間が減り、自然と会話がスムーズになります。

コミュ力に自信がなくても、こうした小さな工夫で十分に働けるのです。

コミュ障気味でも働きやすい職場

看護師といっても、職場によって求められるコミュニケーションの質は大きく異なります。

救急や急性期病棟などは、即時の判断とチーム内での素早いやり取りが必要で、どうしても会話の多さやスピードにプレッシャーを感じやすい環境です。

一方で、コミュ障気味の人でも安心して働きやすい職場も存在します。

健診クリニック

定型的な会話が中心で、流れが決まっているため安心。

療養病棟・老人ホーム

比較的ゆったりした環境で、患者さんとじっくり向き合える。

外来・検診センター

短時間で定型の対応が多く、会話もシンプル。

 

こうした職場は「雑談や人間関係の駆け引きが苦手」という人に向いています。

私自身も、職場選びを工夫するだけで人間関係のストレスは大きく減らせると実感しました。

内視鏡外来で働いていた時は、声掛けもやることもルーチンになっていたので、患者と喋ることを考えなくてよかったのを覚えています。

内視鏡外来で働いていた頃の体験談はこちら🔽

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病院以外の看護師の働き方についてはこの記事で紹介しています🔽

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自分に合った職場を探すことが、看護師として長く続ける一番の近道です。

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まとめ

学生時代の私は、実習で患者さんとの会話がうまくできず「自分は看護師に向いていないのでは」と不安に感じていました。

けれど、いくつかの会話テンプレを持つようにしたことで、実習中の沈黙が怖くなくなり、少しずつ自信を持てるようになりました。

看護師として働き始めてからも、最初は同僚や先輩との雑談に苦手意識を抱いていました。

しかし、実際に大事だったのは「報告・連絡・相談」がしっかりできるかどうかで、雑談が得意かどうかは大きな問題ではありませんでした。

ゆうひ
話すことに苦手意識がなくなりました!
今ではコミュニケーションが大事になってくる美容クリニックでスタッフとも患者ともうまく連携できています!
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患者さんへの安心感のある声かけ、スタッフへのちょっとした共有や確認、医師への簡潔な報告。

このような最低限のコミュニケーションができれば、コミュ障気味でも十分に看護師として働けます。

もし「今の職場ではどうしても息苦しい」と感じるなら、職場を変えるのもひとつの方法です。

健診クリニックや外来、療養病棟など、コミュニケーションの負担が少ない環境もあります。

無理に自分を変えるよりも、自分に合った職場を選ぶことこそが、長く働き続けるための一番の近道です。

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