夜勤を辞める前に感じていたこと
生活リズムが乱れて心も体も限界だった
夜勤のある生活は、体のリズムをどんどん狂わせていきました。
日勤→夜勤→明け→休みという不規則なシフト。
まとまった睡眠がとれず、常にだるさや頭の重さを感じていました。
起きているのにぼーっとして集中できない。気力がわかない。
それでも「若いうちは体力で乗り切れる」と思って続けていましたが、あるときから寝ても疲れが取れない状態になり、これはもう無理かもしれないと感じるようになりました。
夜勤中の孤独感と責任の重さが辛かった
夜勤中はスタッフの人数も少なく、何かあれば自分で判断しなければなりません。
緊急対応や急変のとき上司がいないことも多い。
もし何かあったら自分の責任というプレッシャーが常にのしかかっていました。
患者さんが寝ている時間でも、モニターやナースコール、トラブル対応。
普段の仕事よりも緊張感を持って仕事をしていました。
責任感が強い人ほど、夜勤中のプレッシャーに耐えてしまい、心がすり減っていることに気付けないかもしれません。
辞めたら甘えなのかなと葛藤していた
心も体もつらかったのに、「夜勤を辞めたい」と思ってもすぐには決断できませんでした。
- 夜勤手当がなくなったら生活が苦しくなるかも
- 夜勤を乗り越えられないなんて、看護師失格かも
- 他の人はみんな頑張っているのに
そんなふうに思って、自分を責めてばかりでした。
本当は限界が近かったのに、”頑張ることが正解”だと思い込んでいたんです。
でも今ならわかります。
「辞める=甘え」じゃなく、自分を守るための選択肢だったなと。
看護師が夜勤を辞めてよかった理由【3選】
睡眠の質が改善し、体調が安定した
夜勤をやめてまず実感したのは「とにかく体が楽になった」ということ。
日勤だけになると、生活リズムが整い、夜にちゃんと眠れる。
それだけで体の疲れが取れやすくなり、朝の目覚めもスッキリしました。
メンタルが安定し前向きな気持ちになれた

自分の時間ができて人生の満足度が上がった
夜勤がなくなると、体だけじゃなく時間の使い方そのものが変わりました。
- 仕事が終わってからカフェに行ったり運動してみたり
- 休日に寝だめしなくても活動できるため趣味を増やしたり
- 次の夜勤に備えなきゃと思わなくてよかったり
その結果、読書や運動、お金の勉強や副業など、やりたかったけど後回しにしていたことに取り組めるようになりました。
夜勤をしていた頃は、「ただ生きているだけで精一杯」だったけど、今は「自分の人生を生きている感覚」があります。
仕事と生活のバランスがとれるようになったことが、私にとっては一番「辞めてよかった」と思える理由です。
夜勤を辞めたあとの働き方はどうした?
夜勤のない職場って実際どんな選択肢があるの?
夜勤を辞めたいと思っていても
- クリニック
- 検診センター
- デイサービスや訪問看護
- 外来専門の病院
- 美容クリニック
などがあります。
私自身、夜勤で体力も精神もすり減らしていたので、夜勤なしも気にしながら転職先を探しました。
看護師=夜勤が当たり前と思っていた自分には驚きでしたが、選べば選択肢はあるんだと実感しました。
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転職活動ではちゃんと相談できる相手が大事だった
とはいえ、「どこがいいのかわからない」「希望条件を上手く伝えられない」という不安もありました。
そこで私は看護師専門の転職サービスを使ってみることにしました。
中でもよかったのが「看護roo!」。
担当の方が親身に話を聞いてくれて、夜勤なし、ワークライフバランスを意識した求人を紹介してくれました。
夜勤を辞めたいと感じたらまず考えてほしいこと
今の職場で頑張り続けることが”正解”とは限らない
辞めたら後悔するかも…という感情は自然な感情
私自身今の職場を、夜勤を辞める前は「辞めたあと後悔しないかな…」と何度も考えました。
でもその不安は新しい一歩を踏み出すときの正常な感情何だと思います。
知らない未来に対して怖くなるのは、むしろ真面目に生きている証拠だと思います。
不安があるからこそ、冷静に情報を集めたり、自分に合った選択を探すことができるはずです。
“不安=辞めるべきじゃない“ではなく、
“不安=慎重に考えようとしているサイン“だと思ってみてください。
夜勤を辞めることは自分を守る選択肢
夜勤を辞めたいと感じたなら、それは「怠け」や「逃げ」ではありません。
むしろ心と体からのサインです。
- 眠れない
- 笑えなくなった
- 仕事以外のことに興味が持てない
そんな症状がでているなら、自分自身をまもることを最優先にしてほしい。
それが、今後また看護師として働き続けるためのベースにもなります。
無理をして続けるよりも、少し立ち止まって環境を変えることのほうが、長く働くうえで大切な判断になるかもしれません。
まとめ:夜勤を辞めても看護師として働き続けられる
夜勤を辞めるという選択には、きっとたくさんの葛藤があると思います。
- 辞めたら甘えかもしれない
- 他の人はもっと頑張っているのに…
- 辞めたあと、どうしたらいいかわからない
私もかつてはそうでした。
でも、実際に夜勤を辞めてみて思うのは、「もっと早く自分の心と体を大切にしてあげればよかった」ということです。
夜勤を辞めたからといって、看護師としての価値が下がることはありません。
むしろ、自分らしく働ける場所を選べたことで、仕事にも前向きになれました。
もし今、あなたが「夜勤つらいな…」とかんじているなら、それは変化のチャンスかもしれません。
ひとりで悩まず、誰かに相談してみることから始めてみてください。
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