「高収入=激務」「ゆるい=給料低い」
看護師の世界では、こう思われがちです。
でも実際には、負担が少ないのに給料はしっかり出る“穴場”の職場は存在します。
ただし、目立ちにくく、求人票の“書き方”で見逃されやすいのがポイント。
この記事では、ゆるく働きながら収入をキープしたい看護師が、どういう求人を狙えばいいのかを具体的に解説します。
高収入なのに“ゆるい”職場は本当にあるのか?
![]()
「高収入=激務」「ゆるい=給料が低い」
すべての職場がそうというわけではありません。
負担が少ないのに収入はしっかり確保できる職場は存在します。
ポイントは、忙しさが 「業務量」ではなく「業務の種類数」 で決まるということです。
例えば、急性期では
- 入院・退院・転棟
- 急変対応
- 採血・点滴・ドレーン管理
- 医師からの指示変更
など、一日の中で処置や判断が増えやすい ため、どうしても負担が大きくなります。
一方で
- 患者層が安定している
- 医療行為が限定されている
- チームの人間関係が落ち着いている
この3つが揃うと、同じ「看護師」という仕事でも体感の忙しさは大きく変わります。
つまり「ラクな職場が給料も低い」のではなく“忙しさのもと” がどこにあるかで負担が決まる ということです。
看護師が見逃しがちな“穴場求人”の特徴
![]()
「ゆるい×高収入」の職場は、派手にアピールされることはほとんどありません。
むしろ、目立たない・地味・情報が少ない という特徴があります。
ここを見落とすと、条件の良い職場に出会いにくくなります。
① 求人票のアピールが控えめ
本当に働きやすい職場は、無理に魅力を盛らない ことが多いです。
派手な宣伝がないので、求人サイト上では埋もれやすいのが難点。
例
- 「アットホームな職場です!」などの曖昧な表現が少ない
- 求人文が淡々としている
- 写真や雰囲気の装飾が少ない
(理由)
本当に人が辞めない職場は、無理に人を集めなくても回る から。
② 退職者が少なく“補充採用”が多い
「新規オープン!大量募集!」は華やかですが、仕事量が安定しないことが多いです。
一方、良い職場は人が急に辞めないため、求人が「短期間だけ出る」ことが多い です。
長く掲載されずに消える → 見逃されやすい
看護師の転職サイトは「登録したらすぐ転職をすすめられそう…」というイメージが強いですよね。実際、求人を見るだけ・比較するだけで利用している人も多いです。本記事では、求人だけ見るのはアリなのか、そして賢く使うためのポイントを、[…]
③ 診療科やサービス内容が“単調で安定”
看護師の忙しさは「スピード」ではなく業務の種類数で決まります。
- 健診 → 流れが同じ
- 特定の美容施術のみ → ルーティン化しやすい
- 回復期・地域包括 → 急変が少なく患者層が安定
処置のバリエーションが少ないと、仕事は自然とゆるくなる。
実際に“ゆるい×高収入”になりやすい職場ジャンル
![]()
「ゆるいのに収入を落とさない働き方」を実現するには、業務がルーティン化しやすい職場 を選ぶことがポイントです。
以下は、実際に“負担が少なめ”と感じられやすい代表例です。
① 美容クリニック(オペ少なめ・施術中心)
美容といっても、すべてが忙しいわけではありません。
特に採血・点滴・カウンセリング補助が中心のクリニックは業務が安定しやすいです。
特徴
- ルーティンが多い
- 救急対応なし
- 夜勤なしで月30万〜も狙いやすい
ただし、人間関係の影響は大きいため、見学での雰囲気チェックが必須。
ゆうひ今の職場、しんどいけど…美容って自分にもできるのかな?夜勤や人間関係に疲れて、何度も転職を考えました。そんなときに出会ったのが"美容看護師"という働き方でした。とはいえ、最初は「未経験でもやっていける?[…]
② 健診センター・検診クリニック
- 身体測定、採血、心電図など流れが毎日ほぼ同じ
- 急変や指示変更が少ない
- 定時で帰りやすい
季節によって繁忙期はあるが、タスクの種類は限定的。
健診センターではありませんが、健診者が来る内視鏡外来にいたときの体験談はこちらです。
ゆうひ内視鏡って楽って聞いたけど本当? ゆうひ病棟の激務から異動したい…でも次の配属先が怖い…そんなふうに悩んで、内視鏡室への異動や転職を考えたことはありませんか?看護師[…]
③ 回復期リハ病棟・地域包括ケア病棟
- 症状が安定した患者が多い
- 急性期ほどスピードと判断力を求められない
- 夜勤がある分、年収を落とさず“ゆるさ”を確保しやすい
「急性期の忙しさはしんどいけど、病棟は嫌いじゃない」人に向く領域。
④ 訪問看護(リハビリ特化型の事業所)
訪看は事業所により差が大きいですが、リハビリ比率が高いところは負担が軽め。
ポイント
- 看取り・重症が多い事業所は忙しい
- 「リハビリ主体」だと時間管理しやすい
- 直行直帰できる場合もある
面談で「訪問内容の割合」を必ず確認する。
求人を見るときにチェックすべきポイント
![]()
「ゆるいのに高収入」かどうかは、求人票の文字だけでは判断できません。
見るべきなのは、忙しさの“源泉”をどこまで減らせるか です。
以下のポイントを押さえておくと、失敗しにくくなります。
① 平均残業時間・夜勤回数ではなく「偏り」
求人票には「残業月5時間」と書かれていても、
実際には人によって負担が偏っている職場は多いです。
面談で聞くべき質問例
数字だけでなく、運用のルールを確認することが大事。
② 診療科ではなく「業務の種類数」を見る
忙しさは、スピードではなくタスクの種類の多さで決まります。
例
- 採血・点滴・インフュージョン管理 → 種類が少ないと楽
- オペ介助・カウンセリング・物販・接客 → 種類が多いと負担↑
求人票を見たら、1日の仕事内容を具体的にイメージできるかを基準にする。
③ 人間関係の安定度(離職率・定着年数)
どれだけ業務がルーティンでも、人間関係が荒れていたらゆるくはならない。
面談で聞ける質問例
この2つは、職場の安定性を一発で測れる質問。
どうやって見つける?求人の探し方のコツ
![]()
「ゆるい×高収入」の求人は、派手に出てこない・すぐ埋まる という特徴があります。
そのため、自力で検索だけして見つけるのは正直むずかしいです。
大事なのは“公開されている求人” ではなく “裏側の情報” にアクセスすること。
① 求人サイトで広く「候補」を集める
まずは、大手の転職サイトでざっくりと全体像をつかみます。
- どの地域にどんな施設があるか
- 出ている求人数はどのくらいか
- 条件欄の雰囲気、言い回しのクセ
ここでは「探す」より「目を慣らす」イメージ。
② 担当アドバイザーに「内部事情」を聞く
自分で調べられるのは 求人票に書かれた文字だけ。
でも実際に大事なのはこういう情報です
- 実際は残業どれくらい?
- 今のスタッフはどんな雰囲気?
- 離職が多い理由は?
これは アドバイザーしか持っていない“現場データ”。
③ 面談と見学で「空気」を確認する
文字と数字が良くても、現場の空気が合わないなら続かない。
チェックするポイント
- 看護師同士の声かけ
- 詰所の空気(ピリピリ or のんびり)
- カルテ入力のタイミング
- 行動のスピード感
「忙しさ」は言葉より“空気”に出る。
正直、「ゆるいのに高収入」の求人は自力で探すより、プロに“水面下の情報”を教えてもらった方が早いです。
• 非公開求人が多い
• 「実際の残業」「人間関係」などの内部事情がわかる
• 求人票だけで判断しなくていい
という点が決め手でした。
まとめ
- 高収入なのに“ゆるい”職場は存在する
- ただし、派手にアピールされないため見落とされやすい
- 忙しさは「業務量」ではなく 業務の種類数と患者層 で決まる
- 求人票の文字だけでは判断できず、内部情報と現場の空気を確認する必要がある
「ラク=手を抜く」ではなく、自分の負担を減らす働き方を選ぶ というだけの話です。
自分の心と体が余裕を持てると、仕事にもプライベートにも、良い意味で“余白”が生まれます。
もし今の職場で、「しんどいけど、給料は下げたくない」と感じているなら、探し方を変えるだけで選択肢は増えます。
転職サイトごとに非公開求人があるため、自分にあった高収入×ゆるい職場を探すなら複数登録がおすすめ!
| サイト名 | 求人数 | 強み・特徴 | おすすめの人 | 公式リンク |
|---|---|---|---|---|
| 看護roo! ◎1番おすすめ! | 約5万件 | 手厚いサポート・初めての転職でも安心。 病院内部の雰囲気情報も豊富。 | 初めての転職、丁寧に相談したい人 | 看護roo! |
| レバウェル看護 | 約12万件 | 業界最大級の求人数。 LINE対応あり・美容系や都市部の求人が豊富。 | 求人を多く見たい、都市部で探したい人 | レバウェル看護 |
| ナース専科 | 約4万件 | 地方に強い。施設とのつながりが深く、 自分のペースで転職活動ができる。 | 地方で働きたい、じっくり考えたい人 | ナース専科 |