看護師が転職で失敗しないためには、自己分析がとても重要です。
しかし「看護師の自己分析って何をすればいいの?」と悩む人も多いでしょう。
結論として、看護師の自己分析は、次の3つを整理することが大切です。
- 強みと弱み
- 仕事でやりがいを感じること
- ストレスを感じやすい環境
この記事を見ることで、転職を有利に進めるために必要な自己分析のやり方をわかりやすく解説します。
消化器外科・整形外科・内視鏡を経験後、美容クリニックへ転職。
現在は新人教育・採用面接も担当しています。
看護師転職に自己分析が必要な理由

看護師が転職する際の理由でなんとなくで転職している人も一定数います。
しかし、なんとなくで転職してしまうと、次の職場も自分に合わないなんてこともよくあります。
自己分析することによって、自分の強みや弱み、仕事に何を求めているのかを明確にすることができます。
転職で失敗を減らすためにも自己分析はしっかりおこないましょう!
自己分析をやるメリット
- 自分の強み・弱みを知ることができる
- 仕事に求めるものを明確にすることで、転職の軸を決めることができる
- 転職したい理由を明確にできる
- 履歴書や面接対策になる
自分の強み・弱みを知ることができる

一度自分を振り返ることによって、自分の強み・弱みを知ることができます。
強みの例として
- 患者さんとのコミュニケーションが得意
- 採血などの看護技術が得意
- アセスメント力が高い
- 仕事をテキパキこなせる
など、自分の強みをしっかり把握することができます。
弱みの例としては
- 手先が不器用
- マルチタスクが苦手
- 繊細で人間関係のストレスをかかえやすい
など、仕事中何を苦手としていたかどんな業務が辛かったかなど上げてみましょう。
自分の強み・弱みを知ることで、どんな職場が向いてそうか少し見えてくると思います。
強みを伸ばしていく方向で転職を考えるか、弱みから避ける方向で転職を考えるかの方針を決めることもできます。
苦手なことを我慢して仕事を続けるのはとても大変です。
無理に自分を変えようとせず、苦手なものをなるべく避けて、得意なことがたくさんある場所に転職できれば、自身の能力を十分に発揮することができます。
自分のためにも、職場のためにも強みや弱みは把握しておいたほうがいいです。
自己分析を深めることで、転職の軸を決めることができる

誰もがみんな仕事に大きな熱量を持って働いているわけではありません。
スキルアップをどんどんした人がいるように、仕事よりプライベートを重視したい人もいます。
自分自身が仕事に何を求めるのかをはっきりさせることで、次の職場を選ぶ基準の軸を作ることができます。
スキルアップを考えているのであれば、研修や勉強会がしっかりして、いろんな症例が見れる大きな病院にいくのもいいでしょう。
プライベート優先であれば、残業時間や休日の日数、希望休が通りやすいかも確認しておきたいです。
土日休みがいいか、平日休みでもいいかなども判断基準の一つになりますね。
給与面を見るのであれば、求人票の給料が看護師何年目相当のものなのかもしっかり確認しておきましょう。
夜勤手当やボーナスが何ヶ月分かも要確認です。
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転職したい理由を明確にできる

自己分析によって、なぜ今の職場から転職したいのかはっきりさせておきましょう。
業務量や残業時間で悩んでいるのか、人間関係で悩んでいるのか、自分の看護観と合わずに悩んでいるのか。
転職前と同じ悩みで悩まなくてすむように自己分析は必要になってきます。
自己分析が履歴書や面接対策になる

自己分析することによって、自分の強みや弱み、今までのキャリアについて整理することができます。
なぜ転職することにしたのかや、自己PRなどは面接でも答えないといけないかもしれません。
しかし、自己分析がしっかりできていれば面接でもしっかり話すことができます。
自分自身を客観的に評価でき、転職の理由も明確にできている人に悪い印象を持つ面接官はいないでしょう。
結果、転職活動を上手く進めることができるでしょう。
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看護師の自己分析におすすめの方法
看護師が転職前に自己分析を行う場合、いくつかの方法があります。
自分に合った方法で自己分析を行うことで、転職の失敗を防ぐことができます。
自己分析にはさまざまなやり方がありますが、看護師の転職では次のような方法がおすすめです。
- 強み・弱みを書き出す
- モチベーショングラフを作る
- キャリアの棚卸しをする
- 転職エージェントに相談する
それぞれ解説していきます。
強み・弱みを書き出す
まずは、自分の強みと弱みを書き出してみましょう。
例えば、看護師の場合は次のようなポイントがあります。
強みの例
- 患者さんとのコミュニケーションが得意
- 採血や点滴などの看護技術に自信がある
- 急変時でも落ち着いて対応できる
- 仕事をテキパキこなせる
弱みの例
- マルチタスクが苦手
- 人間関係のストレスを感じやすい
- 夜勤が体力的につらい
- 急性期の忙しい環境が苦手
自分の強みと弱みを整理することで、どのような職場が向いているのかが見えてきます。
例えば、夜勤が苦手な場合はクリニックや美容クリニックなど、夜勤のない職場を検討するのも一つの方法です。
モチベーショングラフを作る
モチベーショングラフとは、仕事をしてきた中で「やる気が高かった時期」と「やる気が低かった時期」を振り返る方法です。
紙に横軸を時間、縦軸をモチベーションとしてグラフを書き、看護師として働いてきた中で印象に残っている出来事を書き出します。
例えば
- 患者さんに感謝された
- 人間関係で悩んだ
- 忙しすぎて余裕がなかった
- やりがいを感じた
などを書き出していきます。
こうして振り返ることで、自分がどんな環境でやりがいを感じ、どんな状況でストレスを感じるのかが見えてきます。
キャリアの棚卸しをする
キャリアの棚卸しとは、これまでの経験やスキルを整理することです。
看護師として働いてきた中で、次のような内容を書き出してみましょう。
- 勤務してきた診療科
- 担当してきた業務
- 得意な看護技術
- 学んできた知識や経験
例えば
- 急性期病棟で3年間勤務
- 採血、点滴、バイタル測定などの基本技術
- 患者対応や家族対応の経験
- 新人指導の経験
などを書き出していくと、自分の経験や強みを客観的に整理することができます。
これは履歴書や面接対策にも役立ちます。
転職エージェントに相談する
自己分析は自分だけで行うこともできますが、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。
キャリアアドバイザーは多くの看護師の転職をサポートしてきているため
- どのような職場が向いているのか
- どんな働き方が合っているのか
などを客観的にアドバイスしてもらうことができます。
自分では気づかなかった強みや適性が見えてくることもあるため、自己分析に迷っている場合は相談してみるのもおすすめです。
看護師が自己分析するときの注意点
自己分析は転職活動でとても大切ですが、やり方を間違えると逆に悩んでしまうこともあります。
ここでは、看護師が自己分析をするときに意識しておきたいポイントを紹介します。
完璧に自己分析しようとしない
自己分析は、すべてを完璧に整理する必要はありません。
「自分の強みはこれ」「絶対にこの働き方が合っている」と最初から明確に答えを出そうとすると、かえって悩んでしまうこともあります。
まずは
- やりがいを感じた仕事
- つらかった経験
- 得意な業務
- 苦手な業務
などを思い出しながら、思いつくことを書き出すだけでも十分です。
自己分析は一度で完成させるものではなく、転職活動を進めながら少しずつ整理していけば問題ありません。
ネガティブな部分だけに目を向けない
自己分析をしていると、
「自分には向いていないかも…」「苦手なことばかりだ…」
とネガティブに考えてしまう人もいます。
しかし、自己分析の目的は自分を否定することではなく、自分に合った働き方を見つけることです。
例えば
- 患者さんとのコミュニケーションが得意
- 落ち着いた環境で丁寧なケアができる
- 教育や指導が得意
など、小さなことでも強みとして整理しておくと、自分に合った職場を見つけやすくなります。
他人の価値観に引っ張られすぎない
看護師の働き方は人それぞれです。
周りの人から「病棟は3年続けるべき」「急性期で経験を積んだほうがいい」
と言われることもありますが、すべての人に当てはまるとは限りません。
大切なのは
- 自分がどんな働き方をしたいのか
- どんな環境なら長く働けそうか
を考えることです。
他人の価値観だけで転職先を決めてしまうと、また同じ悩みを抱えてしまう可能性もあります。
自分の価値観を大切にしながら、自己分析を進めていきましょう。
私が転職前にやった自己分析
私が病棟から美容クリニックに転職する前も、自己分析を行いました。
振り返ると、病棟で辛かったのは
- 夜勤
- 人間関係
- 急変対応のストレス
- マルチタスク
でした。
逆にやりがいを感じていたのは
- 患者さんとの会話
- 解剖への興味
- 学んだ知識がしっかり活かされる
- 一人ひとりに向き合える
でした。
この自己分析をしたことで自分が向いていそうな科であったり、逆にストレスを避けるために病棟とは全く別で考えてみたりと視野を広げることができました。
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看護師の自己分析でよくある質問
ここでは、看護師が転職前に自己分析を行う際によくある質問をまとめました。
自己分析はどれくらい時間をかけてやればいいですか?
自己分析にかかる時間は人それぞれですが、1日で完璧に終わらせる必要はありません。
これまでの仕事を振り返りながら
- やりがいを感じたこと
- 辛かったこと
- 得意なこと
- 苦手なこと
などを書き出していくと、自分の価値観や向いている職場が見えてきます。
数日かけてゆっくり整理していくと、より客観的に自分を見つめ直すことができます。
自己分析は転職前に必ずやるべきですか?
必ずしも完璧な自己分析が必要というわけではありませんが、転職前に一度は自分を振り返っておくことをおすすめします。
自己分析をせずに転職してしまうと、次の職場でも同じような悩みを抱えてしまう可能性があります。
自分が仕事に何を求めているのかを整理しておくことで、転職先選びの失敗を減らすことができます。
自己分析がうまくできない場合はどうすればいいですか?
自己分析が難しいと感じる場合は、第三者に相談するのも一つの方法です。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、多くの看護師の転職をサポートしてきているため
- どんな職場が向いているのか
- どんな働き方が合っているのか
などを客観的にアドバイスしてもらうことができます。
自分では気づかなかった強みや適性が見えてくることもあるため、自己分析に迷っている場合は相談してみるのもよいでしょう。
自己分析を転職活動にどう活かせばいいですか?
自己分析で整理した内容は、転職活動のさまざまな場面で役立ちます。
例えば
- 転職理由を整理できる
- 志望動機を考えやすくなる
- 自分に合った職場を選びやすくなる
などです。
自己分析をしておくことで、自分に合った働き方や職場環境を考えながら転職活動を進めることができます。
看護師の自己分析チェックリスト
転職前に自己分析ができているか、次のチェックリストで確認してみましょう。
すべて完璧である必要はありませんが、ある程度整理できていると転職活動がスムーズになります。
自己分析チェックリスト
| 自己分析チェックリスト |
|---|
| □ 自分の強みを3つ以上説明できる |
| □ 自分の弱みを理解している |
| □ これまでの看護師としての経験を整理できている |
| □ やりがいを感じる仕事がわかっている |
| □ ストレスを感じやすい環境がわかっている |
| □ 転職したい理由を説明できる |
| □ 今後どんな働き方をしたいか考えている |
| □ 夜勤の有無など働き方の希望がある |
| □ 給与や休日など譲れない条件がある |
| □ どんな職場環境が向いているかイメージできている |
いくつか答えられない項目があっても問題ありません。
自己分析を進めながら、少しずつ整理していくことが大切です。
自己分析ができてくると、自分に合った職場の条件も見えてくるため、転職先選びで迷いにくくなります。
自己分析が終わったら求人を確認してみましょう
自己分析をして働き方の希望が整理できたら、実際の求人を見てみるのもおすすめです。
求人を見ることで
- どんな働き方があるのか
- 給与や休日の相場
- どんな職場があるのか
などを具体的にイメージすることができます。
転職サイトを利用すれば、キャリアアドバイザーに相談しながら、自分に合った職場を探すこともできます。
求人を見るだけでも大丈夫?全然問題ありません!
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看護師の自己分析シート(質問例)
自己分析が難しいと感じる場合は、質問形式で考えると整理しやすくなります。
強み・弱みに関する質問
- 自分が得意な看護技術は何か
- 患者さんやスタッフから褒められたことは何か
- 周りの人からよく頼まれる仕事は何か
- 仕事で苦手だと感じることは何か
仕事のやりがいに関する質問
- 仕事でやりがいを感じた瞬間はいつか
- どんな患者さんとの関わりが印象に残っているか
- どんな業務をしているときに楽しいと感じるか
ストレスに関する質問
- 仕事で一番ストレスを感じることは何か
- 人間関係で悩んだ経験はあるか
- 忙しすぎる環境は自分に合っているか
働き方に関する質問
- 夜勤は続けたいか
- 給与と休日どちらを重視したいか
- 急性期・慢性期・クリニックなどどの環境が合いそうか
こうした質問に答えていくことで、自分がどんな職場で働きたいのかが少しずつ見えてきます。
まとめ
看護師として転職を考えるときは、なんとなく職場を変えるのではなく、まず自己分析を行うことが大切です。
自己分析をすることで
- 自分の強みや弱み
- 仕事でやりがいを感じること
- ストレスを感じやすい環境
- 自分に合った働き方
などを整理することができます。
今回紹介したように
- 強み・弱みを書き出す
- モチベーショングラフを作る
- キャリアの棚卸しをする
- 転職エージェントに相談する
といった方法で自己分析を進めていくと、自分に合った職場の条件が見えてきます。
転職前にしっかり自己分析をしておくことで、次の職場でも同じ悩みを繰り返すリスクを減らすことができます。
自己分析ができたら、実際の求人を見ながら自分に合った働き方ができる職場を探してみましょう。
転職サイトを利用すれば、キャリアアドバイザーに相談しながら、自分に合った求人を紹介してもらうこともできます。
自分に合った職場を見つけるためにも、まずは自己分析から始めてみてください。
転職サイトごとに非公開求人があるため、自分に合った職場を探すには複数登録がおすすめ!